クラウド
2023.05.10
【CMSの選び方】ビジネス拡大・グローバル展開を目指す大手企業にオススメのCMSとは?
ビジネス拡大につれてWebのコンテンツ量も増加していく中、とりわけ大手企業は大規模なWebサイトを展開し、数千、数万といった膨大なページを抱えているため、その運用・管理も大変な手間となります。大規模サイトを有し、また多くのグループ会社の管理やグローバルにも事業を展開する大企業が注目すべきCMSのトレンドを紹介します。
企業がデジタルマーケティングを進めるうえで、とにもかくにも「Webサイトをつくる」ことが施策の柱となっていた時代がありました。こうした背景から企業のWebサイトは増加の一途をたどり、それに合わせて当然ながらコンテンツそのものも膨大に増え続けているのが現在の状況といえます。
コンテンツが激増する中、企業にとってはそこにガバナンスをどう利かせ、セキュリティを担保していくかが新たな悩みのタネとなっているはず。なぜなら「Webサイトをつくる」ことに主眼を置いていたため、結果として現在は事業部ごと、ブランドごと、あるいは海外展開している企業であれば国・地域の事業会社ごとに別々のWebサイトが乱立しています。そこではサイトごとに異なるメッセージが発信されていたり、運用・管理が非効率になっていたりといった問題も起きているようです。
それは、対外的に発信するメッセージの不統一による企業・ブランドイメージの毀損、事業や地域によって情報の充実度に差が生まれることに起因する機会損失、また更新作業に関わる権限等の管理不徹底によるセキュリティ上のリスクなどにつながりかねないことを意味しています。
Webサイトが分散しながら増えていく中で、大企業は膨大なコンテンツに対してガバナンスを利かせ、セキュリティを確保しながら一元管理していくことが必須となっています。だからこそCMSの存在がクローズアップされ、かつ大規模なコンテンツ管理において高いパフォーマンスを発揮できるCMSを選ぶことの重要性が高まっています。
コンテンツが激増する中、企業にとってはそこにガバナンスをどう利かせ、セキュリティを担保していくかが新たな悩みのタネとなっているはず。なぜなら「Webサイトをつくる」ことに主眼を置いていたため、結果として現在は事業部ごと、ブランドごと、あるいは海外展開している企業であれば国・地域の事業会社ごとに別々のWebサイトが乱立しています。そこではサイトごとに異なるメッセージが発信されていたり、運用・管理が非効率になっていたりといった問題も起きているようです。
それは、対外的に発信するメッセージの不統一による企業・ブランドイメージの毀損、事業や地域によって情報の充実度に差が生まれることに起因する機会損失、また更新作業に関わる権限等の管理不徹底によるセキュリティ上のリスクなどにつながりかねないことを意味しています。
実際にCMSを選定するうえで、基準として意識すべきポイントがいくつかあります。まずはわかりやすく、「大きい」/「小さい」という軸からフォーカスしてみましょう。
「大きい」「小さい」というのは、文字通り何千、何万ページにも及ぶ大規模なWebサイトのコンテンツ管理に向いたCMSか、それとも中小企業やスタートアップが展開する小規模サイトの管理に向いたCMSか、という視点です。CMSの世界では小規模サイト向けのCMSを「ブログ系CMS」、対して大規模サイト向けのCMSを「エンタープライズCMS」と呼びます。
まずブログ系CMSとは個人が利用するようなCMSで、たとえばWeb担当者が1人しかおらず、展開するページ数も限られている企業での利用に適したもの。CMSとしてよく知られるWordPress、Movable Type などが代表的です。一方のエンタープライズCMSは、上記のように大規模なコンテンツやデータの管理・運用に特化したCMSで、それを定義する機能面の特長としては大きく次の3点が挙げられます。
1つ目は、扱えるページ数。エンタープライズCMSなら複数サイトの数千、数万といった膨大な数のページもきっちり管理できます。小規模サイト管理に特化したブログ系CMSで何万ページものサイトを扱うのは実際的に厳しく、その何万ページのどこにどのようなコンテンツがあるのか把握できず、結果的にさまざまなトラブルにつながってしまいます。
2つ目はWebガバナンス機能が充実していること。大企業のサイトは複数の部署が運用・管理にタッチし、かつその部署内にも担当者が複数いるケースが多いです。加えて外部発注のパートナーが関わることもあり、実に多数の人間が携わります。この多人数が適切にアクセスできるか、企業・ブランドとして統一したメッセージやイメージを発信できるか、またどの担当者がどの部分に手を加えたかを可視化してガバナンスやセキュリティを確保できるかは、大企業のWebサイト管理においてきわめて重要なテーマとなります。ブログ系CMSは基本的に1人の担当者が運用するのに向いたものであるため、大企業のこうしたニーズには対応できません。
そして3つ目は、データベースと連携し、複雑な構成を実現できることです。大規模サイトにおいては莫大な数のページをすべてイチから作っているわけではなく、たとえば商品ページは商品データベースの情報から動的にページを生成するケースが一般的です。エンタープライズCMSはデータベースと連携しやすく、静的コンテンツに加えて動的コンテンツも扱えたり、あるいは動的コンテンツ同士を組み合わせられたりと、複雑な構成のWebサイトに対応できるのが特長です。
「大きい」「小さい」というのは、文字通り何千、何万ページにも及ぶ大規模なWebサイトのコンテンツ管理に向いたCMSか、それとも中小企業やスタートアップが展開する小規模サイトの管理に向いたCMSか、という視点です。CMSの世界では小規模サイト向けのCMSを「ブログ系CMS」、対して大規模サイト向けのCMSを「エンタープライズCMS」と呼びます。
まずブログ系CMSとは個人が利用するようなCMSで、たとえばWeb担当者が1人しかおらず、展開するページ数も限られている企業での利用に適したもの。CMSとしてよく知られるWordPress、Movable Type などが代表的です。一方のエンタープライズCMSは、上記のように大規模なコンテンツやデータの管理・運用に特化したCMSで、それを定義する機能面の特長としては大きく次の3点が挙げられます。
1つ目は、扱えるページ数。エンタープライズCMSなら複数サイトの数千、数万といった膨大な数のページもきっちり管理できます。小規模サイト管理に特化したブログ系CMSで何万ページものサイトを扱うのは実際的に厳しく、その何万ページのどこにどのようなコンテンツがあるのか把握できず、結果的にさまざまなトラブルにつながってしまいます。
2つ目はWebガバナンス機能が充実していること。大企業のサイトは複数の部署が運用・管理にタッチし、かつその部署内にも担当者が複数いるケースが多いです。加えて外部発注のパートナーが関わることもあり、実に多数の人間が携わります。この多人数が適切にアクセスできるか、企業・ブランドとして統一したメッセージやイメージを発信できるか、またどの担当者がどの部分に手を加えたかを可視化してガバナンスやセキュリティを確保できるかは、大企業のWebサイト管理においてきわめて重要なテーマとなります。ブログ系CMSは基本的に1人の担当者が運用するのに向いたものであるため、大企業のこうしたニーズには対応できません。
そして3つ目は、データベースと連携し、複雑な構成を実現できることです。大規模サイトにおいては莫大な数のページをすべてイチから作っているわけではなく、たとえば商品ページは商品データベースの情報から動的にページを生成するケースが一般的です。エンタープライズCMSはデータベースと連携しやすく、静的コンテンツに加えて動的コンテンツも扱えたり、あるいは動的コンテンツ同士を組み合わせられたりと、複雑な構成のWebサイトに対応できるのが特長です。
「大きいCMS」すなわちエンタープライズCMSにはこうした機能面の特長がありますが、そのうえでさらに2点の選択の視点があります。1点目は「日本製か」/「海外製か」、2点目は「クラウドか」/「オンプレミスか」という基準です。
まず1点目について。海外製CMSはローカライズの費用や間接費が必要なためどうしてもコストがかさんでしまうが、国産であればそれらが不要であるためコスト面で優位性があります。ただし、実はエンタープライズCMSのほとんどは海外製で、国産CMSは、限られたソリューションしか存在しません。
続いて2点目。エンタープライズCMSのほとんどは海外製品だと説明しましたが、それらは基本的にオンプレミス環境へ導入するもので、構築や管理の手間が発生します。対して、その手間が不要なクラウド対応の海外製エンタープライズCMSは、一部を除いて存在しないのが現状です。インフラの構築と運用・管理の負荷をかけず、これからのビジネスに柔軟対応していけるクラウド対応エンタープライズCMSを選びたいと考えたとき、こちらも1点目と同様にその選択肢は限られたソリューションへ集約されることになります。
そのほか、最近ではWebの表示機能を持たずコンテンツ管理に特化することで、負荷の小さな管理を実現する「ヘッドレスCMS」も注目され始めています。
まず1点目について。海外製CMSはローカライズの費用や間接費が必要なためどうしてもコストがかさんでしまうが、国産であればそれらが不要であるためコスト面で優位性があります。ただし、実はエンタープライズCMSのほとんどは海外製で、国産CMSは、限られたソリューションしか存在しません。
続いて2点目。エンタープライズCMSのほとんどは海外製品だと説明しましたが、それらは基本的にオンプレミス環境へ導入するもので、構築や管理の手間が発生します。対して、その手間が不要なクラウド対応の海外製エンタープライズCMSは、一部を除いて存在しないのが現状です。インフラの構築と運用・管理の負荷をかけず、これからのビジネスに柔軟対応していけるクラウド対応エンタープライズCMSを選びたいと考えたとき、こちらも1点目と同様にその選択肢は限られたソリューションへ集約されることになります。
そのほか、最近ではWebの表示機能を持たずコンテンツ管理に特化することで、負荷の小さな管理を実現する「ヘッドレスCMS」も注目され始めています。
ここまで見てきたように大手企業には
・多サイトにバラバラに存在する膨大なコンテンツの管理効率化
・セキュリティとガバナンスの強化徹底
・グローバル展開への適応
といった要素をきっちり満たすエンタープライズCMSの導入が不可欠です。ただ、そのエンタープライズCMSは多くが海外製であり、かつオンプレ対応版となっているのが実情。
そんな中、コネクティが提供するConnecty CMS on Demand(以下、CMSoD)は、エンタープライズCMSに求められる機能をすべて備える国産のSaaS型ソリューションです。大規模なサイト管理に対応する国産のクラウド型エンタープライズCMSとしては、現状、ほぼ唯一無二の存在といっても過言ではありません。 繰り返しになりますが、国産であることから海外製品につきまとうローカライズ等のコスト問題は起きません。またクラウドサービスであるため、オンプレのようなインフラ管理上の負担やシステムアップデートの手間も生じず、グローバル展開、グループ内での拡大を容易に行えます。とりわけオンプレではインフラ回りの設計や、CMSを複数導入した際のバージョン管理などが大変な作業となりがち。クラウドならこうした部分も一気に解決できるので、エンタープライズCMSのアドバンテージをフルに活かすことができます。
これらのメリットをすでに多くの企業も体感しており、ITRの2022年の調査では製造業向けCMS市場のシェアNo.1※1を獲得。クラウドのCMSとしてはシェア2位※2ですが1位はブログ系CMSであるため、クラウド型エンタープライズCMSでは実質的にトップの位置にあると言えます。セキュリティが強固である点も評価が高く、基幹システムと連携して利用する企業も増えています。
・多サイトにバラバラに存在する膨大なコンテンツの管理効率化
・セキュリティとガバナンスの強化徹底
・グローバル展開への適応
といった要素をきっちり満たすエンタープライズCMSの導入が不可欠です。ただ、そのエンタープライズCMSは多くが海外製であり、かつオンプレ対応版となっているのが実情。
そんな中、コネクティが提供するConnecty CMS on Demand(以下、CMSoD)は、エンタープライズCMSに求められる機能をすべて備える国産のSaaS型ソリューションです。大規模なサイト管理に対応する国産のクラウド型エンタープライズCMSとしては、現状、ほぼ唯一無二の存在といっても過言ではありません。 繰り返しになりますが、国産であることから海外製品につきまとうローカライズ等のコスト問題は起きません。またクラウドサービスであるため、オンプレのようなインフラ管理上の負担やシステムアップデートの手間も生じず、グローバル展開、グループ内での拡大を容易に行えます。とりわけオンプレではインフラ回りの設計や、CMSを複数導入した際のバージョン管理などが大変な作業となりがち。クラウドならこうした部分も一気に解決できるので、エンタープライズCMSのアドバンテージをフルに活かすことができます。
これらのメリットをすでに多くの企業も体感しており、ITRの2022年の調査では製造業向けCMS市場のシェアNo.1※1を獲得。クラウドのCMSとしてはシェア2位※2ですが1位はブログ系CMSであるため、クラウド型エンタープライズCMSでは実質的にトップの位置にあると言えます。セキュリティが強固である点も評価が高く、基幹システムと連携して利用する企業も増えています。
もちろん、国産だからといって日本でしか使えないわけではなく、多言語・タイムゾーン対応によりグローバル展開する企業が海外でも存分に活用できます。クラウドゆえにインフラ回りの管理保守を気にせず使える一方、クラウド上でトータルに管理しながらグローバルの各国サイトは個別の管理画面から最適な管理を適用できる点もポイントです。
ほかにもメリットは数多く、たとえばバージョン管理に制限がなく、コンテンツをどこまでもさかのぼることが可能。また、オンプレで費用と手間のかかるアップデートやメンテナンスは不要で、しかもバージョンアップは無償となっています。時代のニーズに合わせて進化した最新機能を常に利用できる点も「CMSoD」の大きな強みといえます。
さまざまな大手企業において、多様なスタイルで導入されています。たとえばマイナビ様では従来のオウンドメディアを統合し、Webサイトリニューアルを実施。複数部門が利用する複雑なシステム連携のデジタル基盤を、「CMSoD」の活用でスピーディーかつ効率的に実現しました。また化学メーカーのDIC様はグローバル展開が加速する中、海外製オンプレCMSでアップデートに大きな費用負担が生じていたところ、グローバル共通の基盤を「CMSoD」に置き換え、多サイトの膨大なコンテンツ管理を効率化。おかげで更新頻度が上がり、ビジネスに良い影響を生んでいます。
マイナビのオウンドメディア誕生秘話!
グローバル化学メーカーDICが国産クラウド型CMSを選択した理由
コネクティでは単に「CMSoD」を提供するだけでなく、経営課題から見たWeb戦略策定、グローバルでのCMS展開における課題解決、データ連携や分析等のサポートも含め、Webサイト設計〜デザイン〜運用まで一気通貫で対応することが可能。必要に応じ、インフラの整備・保守に至るまでワンストップで対応できるのがアドバンテージです。
いわゆるコンサルと異なり、提案の実現に向けてツールや機能、チームを実際に提供しています。最近ではデータに基づく意思決定の重要性に着目し、「CMSoD」と連携して顧客データマネジメントを行えるCDPソリューションConnecty CDPのリリースも始めました。当然、CMSとCDPは連携する事が可能であり、「Connecty Communicaion Strategy Cloud」としてコンテンツ施策とデータ施策の統合運用の実現も可能です。ビジネス拡大など新たな価値の創出にもつながっていくことだろう。「CMSoD」はもちろん、コネクティのトータルソリューションにも注目してみてはいかがでしょうか。
いわゆるコンサルと異なり、提案の実現に向けてツールや機能、チームを実際に提供しています。最近ではデータに基づく意思決定の重要性に着目し、「CMSoD」と連携して顧客データマネジメントを行えるCDPソリューションConnecty CDPのリリースも始めました。当然、CMSとCDPは連携する事が可能であり、「Connecty Communicaion Strategy Cloud」としてコンテンツ施策とデータ施策の統合運用の実現も可能です。ビジネス拡大など新たな価値の創出にもつながっていくことだろう。「CMSoD」はもちろん、コネクティのトータルソリューションにも注目してみてはいかがでしょうか。
※本記事はマイナビニュース TECH+に掲載されたものです。